ありがとうのその奥に

     

     

    ひとつの節目を迎えられた生徒さんに

    お祝いの気持ちと感謝と労いの想いを伝えたくて

    ささやかだけれどもケーキとオリジナルリボンでサプライズを。

     

     

    話はこの数時間前に戻るのですが…

    ショーケースに並んだケーキを見た途端

    私は迷うこと無くカラフルなゼリーケーキを選びました。

     

    メッセージプレートを御願いして出来上がりを待っていると

    「大切な贈り物にうちのケーキを選んでもらってありがとうございます」と

    爽やかな笑顔の女性店員さん。

    暫し会話を楽んだのち、ケーキが入った紙袋を受け取ろうとすると、今度は

    「今日は暑い中お越し下さってありがとうございます」という言葉を頂いたのです。

     

    日常よく発し、耳にする「ありがとう」という言葉ですが

    何に対してのその想いかを伝えることの大切さを学んだひとときでした。

     

     

    さて、時を同じくして、

    お誕生日を迎えられる奥様とお子様への贈り物ということで

    西瓜を彫らせてもらいました。

     

     

    小玉西瓜なので文字入れが大変でしたが、

    心を込めて一文字一文字カービング…

     

     

    奥様にもお子様にもとても喜んで頂けたとご連絡を頂き、

    私は嬉しい気持ちと安堵感で胸がいっぱいに。

     

    そして愛用のカービングナイフを撫でながら

    「細かい作業、よく頑張ってくれたね!ありがとう」と言うのでした。